プロフィール
略歴
2025年 ・ただの自慢なのですが、息子(小6)が、こどもピアノコンクール東京大会で努力賞を受賞しました👏👏👏 2023年 ・当サイトの月間ページ表示回数が10万回を突破! 2021年 ・第一著者が小学生ということで話題になった科学論文「外来植物がカブトムシの活動リズムを変化させる - 柴田亮,小島渉」に情報提供者として名前を入れていただきました! ・当サイト「虫神の杜」を開設 2018年 ・境港妖怪検定 上級に合格 ・井の頭公園ボランティアガイドとして活動を開始 2017年 ・三鷹ネットワーク大学 三鷹「通」養成講座の講師を担当 2015年 ・境港妖怪検定 中級に合格 ・井の頭公園検定(いのけん)1級に合格
虫神の杜
「虫神の杜」は、虫と人との関わりをテーマに、暮らしに役立つ情報を発信するウェブサイトです。 息子と川で釣りをしていたとき、釣れた魚の口からエサの川虫が飛び出しているのを見て、虫と人との関係に興味を持ちました。これをきっかけに、全国の昆虫採集スポットをまとめた「虫神の杜」を立ち上げました。 虫は、養蜂や養蚕などの家畜利用にとどまらず、農業害虫や衛生害虫としても人の暮らしに関わっています。また、昆虫食や薬品の原料など、古くから多様なかたちで人間社会と結びついてきました。 当サイトは昆虫採集のシーズンである夏にアクセスが集中し、季節ごとの虫と人との関わりの変化を実感できます。自然のリズムを感じながら、日々楽しく運営しています。

虫神自然再生祈願祝詞
野槌神土蜘蛛神常世神諸の虫神等の大前に恐み恐みも白さく
粗金の土は命の源にして諸の御魂の還る処なるも
中今は天の益人等が荒草刈払い木根墾拓き
高きを崩し低きを埋めて土敷き均し石曳き据えて
大神等の領き坐す大土の御殿も狭く為りぬれど
此く限られし天地に坐しても土に住物の弥賑びに賑び
奇びなる大地を元の如く立還らしめ給えと
恐み恐みも乞祈奉らくと白す
自然の中に身を置くと、さまざまな生き物の息吹に圧倒されることがあります。『日本書紀』にも、地上は草木までもが物を言うほど賑やかな世界だったと記されています。そんな豊かな自然がいつまでも続くよう願いを込め、長年の友人で神職経験者の高橋御山人に「虫神自然再生祈願祝詞」を作成してもらいました。 虫は古くから信仰の対象でもありました。たとえば養蚕守護の金色姫信仰、稲を荒らすウンカを鎮めるサネモリ信仰、アゲハの幼虫を神格化した常世神信仰などが知られています。 また、虫は動物の遺骸を分解して土へ還し、植物の受粉を助けるなど、自然の循環を支えています。冬に姿をひそめ、春に再び生命力あふれる姿を見せてくれます。 虫は、生と死の循環を繰り返す自然の営みを象徴する存在です。古くから神として崇められてきたように、自然再生を祈願する対象として、最もふさわしいと言えるでしょう。